半分

夢のスケッチ

子供のときに置き忘れた

場所を見つけた

子供に戻って川のほとりに座り

木彫の箱を開ける

暮らすのに必要な道具が入っていたはずなのに

中には小さなアワビの貝殻と、砂、小さな貝のくず

箱の中身は未来とすり替わってしまった

川の音が体に響き続ける

庭にカリンとりんごがなる木がある

木は縦半分に切られ

実も縦半分

すべてこんな感じなんだろうな

過去も未来も

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考察

きっと、過去も未来も、夢も現実も、生死も、全てが対になって螺旋のように重ね合わせられているのだろうと思う。

大切なものは常に気をつけて守っていないと、放っておいたりしてしまうと、対のものに置き換えられて失ってしまうのかもしれない。